女性ホルモンの影響による薄毛とは?

加齢と共に気になってくる、頭髪の悩み。「最近ボリュームがない」「生え際が気になる」と男性だけではなく女性の中にもお悩みの方がいるでしょうが、実は男性と女性ではその原因が異なる場合があります。薄毛は原因によって効果的な治療法が変わってきますから、“女性ならでは”の薄毛の原因についてチェックしてみましょう。

女性ホルモンの代表格!エストロゲンの作用とは

女性の薄毛には女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が大きく関係しています。エストロゲンには生理周期を安定させたり妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり、あるいは女性らしい丸みを帯びた身体を作ったりと、「女性らしさ」に関わりの深いホルモンです。そしてエストロゲンには髪の毛の成長期を維持させるという働きもあります。年齢と共にエストロゲンは分泌量が減っていくのですが、髪を成長させてくれるエストロゲンが減ってしまうと髪の成長期が短くなり休止期の方が長くなってしまいます。1つの毛穴から生える髪の毛が減ったり、髪そのものに太さやコシがなくなってしまったりするため、抜け毛や薄毛が目立つようになってしまうのです。

女性ならではの経験による薄毛とは

女性は妊娠~出産を通じ、体内では大きなホルモンバランスの変化があるため、先に挙げたエストロゲンも急激な変化を強いられます。妊娠中にはお腹の中の赤ちゃんにも栄養を送るため、体内でエストロゲンが急増し多くの髪が成長期に入りますが、出産を終えるとこれが一気にストップしてしまいます。そのため出産後に抜け毛・薄毛の悩みを経験する女性は多数存在し、この女性特有の薄毛を「分娩後脱毛症」と呼びます。
またエストロゲンは28歳前後に分泌量が最も多く、その後は徐々に減っていき一般に50歳前後で閉経を迎えます。エストロゲンの分泌の減少に身体が対応しきれず現れる様々な症状を「更年期障害」と呼びますが、薄毛・抜け毛もその1つに数えられます。

どんな治療が行われている?

ここまで見てきたように、女性の薄毛には女性特有の経験が影響していることも多く、治療方法もそれに合わせたものが必要になります。AGA(男性型脱毛症)の場合は男性ホルモンの働きが影響しているためこれを抑制するプロペシアという内服薬が多く用いられます。これに対し女性の薄毛治療では特別な構造のアミノ酸やタンパク質を配合し、毛髪そのものの育成を促す成分が配合された「パントガール」という内服薬が多く使用されています。また毛母細胞の細胞分裂を促し育毛・発毛を促進するためにレーザー治療が施されることもあります。
この他にも様々な治療方法があり、薄毛の原因やその人の体質に合わせた治療方法が選ばれます。自分には何が最適なのか、正確に把握するためにも一度専門医を訪ねてみるのも1つの手段かもしれませんね。

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