飲酒・喫煙が育毛に与える悪影響とは

飲酒が育毛に与える悪影響とは

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AGAの原因物質が増加する

薄毛で悩む成人男性の約9割は、AGA(男性型脱毛症)が原因といわれています。生え際の後退と頭頂部の薄毛が進行する症状で、その大きな原因の「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる物質が、飲酒により増加する場合があります。

体内で吸収されたアルコールは肝臓に運ばれて分解されますが、その際に生成されるのが「アセトアルデヒド」と呼ばれる毒性の物質です。アセトアルデヒドは体内で解毒されて酢酸という無害な物質に変わりますが、過度な飲酒により分解が間に合わない場合、アセトアルデヒドが全身を循環します。

その際、体内にあるテストステロンをAGAの原因物質であるジヒドロテストステロンに変えるんです。AGAの代表的な治療薬である「プロペシア」には、ジヒドロテストステロンの発生を抑制することでAGAの進行を止める効果があります。

しかし、過度な飲酒によってジヒドロテストステロンの量が増加すると、プロペシアによる抑制効果では間に合わなくなり、AGAが進行する危険性があります。そうすると、AGA治療のためにクリニックや病院へ通う期間も伸びてしまい、治療にかかる費用がとても高額になります。

また、治療期間が長くなるとプロペシアをはじめとした副作用のあるAGA治療薬を服用する期間も伸びるので、副作用を発症する可能性も高くなります。

糖質過多で毛根が詰まる

お酒の多くは大量の糖分を含んでいます。糖分は食事や様々な飲料にも含まれているので、お酒によって摂取すると糖分過多になりやすいんです。そして、糖分を分解する際にはビタミンB2が消費されますが、ビタミンB2には頭皮の状態を整える働きがあります。

飲酒によってビタミンB2が不足すると、皮脂の分泌が過剰になることで毛根が詰まってしまい、髪の毛が弱って抜け落ちやすくなります。また、毛穴への育毛剤の浸透を妨げる原因にもなってしまうんです。

アミノ酸不足で髪の毛が作られない

肝臓でアルコールを解毒する際に、「システイン」などのアミノ酸が大量に消費されます。そして、髪の毛の主成分である「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質は18種類のアミノ酸で構成されており、その中でも高い割合を占めるアミノ酸がシステインなんです。アルコールの分解にシステインが大量に使われることで、材料が不足した髪の毛が充分に成長せず、やせ細ったり抜け落ちやすくなるんです。

睡眠の質が下がって成長ホルモンが不足する

アルコールを分解する際に生成されるアセトアルデヒドは、睡眠の質を下げる働きがあります。人間は「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い睡眠状態の時、副交感神経が働いて大量の成長ホルモンが分泌されます。アセトアルデヒドの作用で睡眠の質が下がることで、成長ホルモンの分泌が不十分になり髪の毛の成長が阻害されてしまうんです。

喫煙が育毛に与える悪影響とは

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血行不良で髪の毛の成長が阻害される

喫煙するとタバコに含まれるニコチンの作用で血管が収縮します。その結果、血行不良が起きて必要な栄養素が体内で上手く運ばれなくなるんです。その際に体内でも優先度が低い部位である頭皮に、栄養素が運ばれない場合があるんです。

そうすると、毛母細胞の成長が阻害されることで髪の毛がやせ細り、抜け毛や薄毛が起きやすくなります。AGA治療に有効な成分である「ミノキシジル」が本来は血管拡張剤であることからも分かるように、頭皮の血行は髪の毛の成長と密接に関わっています。そのため、頭皮の血行不良が育毛に及ぼす悪影響はとても高いんです。

喫煙でジヒドロテストステロンが増加

AGAの原因物質であるジヒドロテストステロンは、これまで喫煙とは無関係だと思われてきました。しかし近年、ハーバード大学の公衆衛生学部がアメリカ人の男性1200人以上を対象に行った調査では、喫煙者は非喫煙者に較べて約13%もジヒドロテストステロンの数値が高いことが判明したんです。ジヒドロテストステロンが増加することでAGAの進行が早まったり、AGA治療薬の効き目が薄れるなど育毛に悪影響あるんです。

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